悪質な競艇予想サイトの手口を暴く!的中捏造を見破れ
競艇(ボートレース)の予想・情報提供業者には悪質な業者も含まれています
近年、ボートレースに限らず公営競技において、公式の名を騙ったり「絶対に儲かる」などと嘘の話をもちかけ、金銭を騙し取られるという事由が増えています。
いわゆる「予想詐欺・投資詐欺」といった事例は遥か以前から確認されていますが、インターネットが普及した現在でもそのような事例は尽きません。
実際、BOATRACE.JP公式でも注意喚起を行っており、予想ソフトの販売や情報を提供する一部のサイトを利用したテレボート会員が被害にあっていると事例を挙げています。
悪質競艇(ボートレース)予想サイトに要注意!的中の捏造も?
前述した詐欺被害の多くは、メールや電話などで直接被害者にコンタクトを取るパターンが多くなっていますが、世の中に無数に存在する競艇予想サイトの中にも悪質業者、詐欺業者は多くあります。
これだけ聞くと、「予想が当たらないサイト=悪質サイト」だと勘違いするかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
競艇はあくまでギャンブルであり、その結果を事前に知る事は不可能に近いといえます。しかし、競艇の知識や経験があれば予想をする事は可能で、競艇予想サイトはその予想を販売するという業種となります。
ほぼ100%の予想サイトに必ず掲載されている一文として「的中を保証しない」というものがあります。100%当てる事が出来ないギャンブルだからこそ、このような一文は必須といえます。
予想サイトの中には競艇の知識を経験を活かし、的中を狙って日々真面目に予想を提供している優良な業者ももちろん存在しますが、それでも100%的中という事は不可能に近いでしょう。
では、一体どんなサイトが悪質予想サイトといえるのでしょうか?
悪質競艇予想サイトの具体例
悪質サイトの多くは元から予想を当てる気はなく、高額な情報料を払わせるのが目的です。もちろん、競艇の性質上偶然的中する事もありますが、基本的には当たらなくても良いのです。
偶然的中しても悪質業者には全くダメージはありませんし、むしろその的中で「ドツボ」にはまってしまう事も多いでしょう。
また、悪質サイトには悪質サイトのネットワークがあり、メールアドレスやLINEアカウントなどの個人情報を知られた場合、「カモ」として情報を横流しすることも多いようです。
一度メールアドレスが流出してしまえば競艇に限らず投資詐欺やワンクリック詐欺など、多くの詐欺メールが届く事になります。もし普段使用してしまうメールアドレスだった場合、もうそのアドレスは使い物にならないでしょう。
更に、悪質予想サイトは的中結果を捏造している事も多くあります。売り切れで誰も買えなかったプランで高額的中したと表示していたり、同じプランに参加していても人によって結果が違う事さえあります。
悪質競艇予想サイトの対策
悪質予想サイトは一見すれば他の予想サイトと変わりがありませんので、事前に見抜くのは困難です。登録だけなら無料というサイトがほとんどですので、情報を購入しなければ問題はありません。
ただ、万が一登録したサイトが悪質サイトだった場合、その手段は限られるもののいくつか存在します。
その一つが証拠の保全です。メールやLINEでのやりとりはデータとして残りますので、スクリーンショットを保存しておくのをおすすめします。
そして、そのサイトの運営へ連絡をしましょう。特商法の関係上連絡先は必ず明記する事になっていますので、メールアドレスなどは記載されています。まずはそこに連絡を入れて、証拠がある事などを伝えてリアクションを待ちましょう。
もし連絡を無視されたり曖昧な返答が帰ってきた場合は後述する国民生活センターや消費者庁などの行政機関に通報しましょう。
LINE登録型サイトの場合は
近年ではメールアドレスでの登録ではなく、LINEの友だち登録を行う事で利用できるサイトも増えています。
LINE登録型サイトでも当然、悪質サイトは存在します。この場合、ブロックするだけでそのサイトからの連絡が来る事はなくなりますが、LINEには通報機能がありますのでブロックする前に通報を行いましょう。
通報が多くあればそのサイトのLINEアカウントが停止になる事もありますので、他の被害者を出さないためにも通報はおすすめします。
LINEの通報手順
①右上のハンバーガーボタン(アイコン)をタップ
②「その他」をタップ
③「通報」をタップする
④通報理由を選ぶ
※スパム・宣伝目的でも当てはまりますが、被害に遭った場合は「その他」を選択しましょう。
被害に遭った場合の通報・相談先は?
もし競艇予想詐欺の被害に遭ってしまった場合、一人で解決するのは非常に困難です。前述した通りに運営元へ問い合わせても、色よい返事をもらえる可能性は低いでしょう。
ただ、残した証拠には価値があります。少し前のパートでも触れましたが、最終的には行政機関に頼るのが良いでしょう。
その行政機関とは国民生活センターの消費者ホットラインや消費者庁です。これらの行政機関には詐欺被害にあった時に通報、相談する事が出来ますので、万が一被害に遭った場合は利用するべきです。
競艇予想サイトで詐欺被害にあった場合の結論
これまで悪質競艇予想サイトで被害にあった場合の対策などを紹介してきましたが、ここで要点をまとめてみましょう。
・競艇に100%はない
・舟券の購入はあくまで自己責任である
・明らかな詐欺の場合は然るべき行政に通報するべき
・詐欺の場合、証拠はきちん保存するべき
・当たらない=詐欺ではない
という事になります。厳しい結論であるともいえますが、あくまで舟券の購入、情報の購入は自己責任である事は覚えておきましょう。
代金を支払ったのにも関わらず情報をもらえないのなら、それはれっきとした詐欺行為ですのですぐに通報しましょう。